不調な時に、元気を取り戻す食養生

食べ物で老けない方法 第3弾

不調な時に、元気を取り戻す食養生

健康な体の土台は食」という考え方で日々の診察にあたる介護施設併設の大森医院(東京都文京区)の石川みずえ院長。体調がすぐれない患者に、普段何を食べているかを聞き、問題があれば食事指導を行う。
不調な時に、体の治す力を引き出すのが食養生。風邪をひいたりお腹をこわしたりした時に、“おかゆと梅干し”を食べるのは昔ながらの日本人の知恵ですね。ただ、食養生で一度回復しても、普段の食事が改善されなければまた具合が悪くなってしまう。健康な体を維持するためにも、食事をおろそかにしないでほしい。大切なのは、やはりバランスです」(石川院長)
 時には患者に携帯電話のカメラで食事の写真を撮ってもらい、それを見ながらアドバイスを行うことも。特に一人暮らしの高齢者男性は、「いつも同じ食事」になりやすい。3食すべてをコンビニで購入する人や1食を「丼もの」だけで済ませる人、コーヒー・パン・ヨーグルト以外は何も食べないという偏食の患者もいたという。
「1週間の食事記録を付けてもらうと、全てのページに同じ食品が書かれていて驚きました(笑)。ビタミンや食物繊維など不足する栄養素があり、血圧や中性脂肪の値が高い。違う食材も取り入れないと調子を崩しやすいと説得し、少しずつ改善しました」(同)
 石川院長と管理栄養士の岩﨑啓子さんが手がけた『ちょっと具合のよくないときのごはん』(日東書院)は増刷が続く人気のレシピ本だ。風邪、便秘、むくみ、目の疲れなど症状別に効果があるメニューが紹介され、便利に使える。
 岩﨑さんに取材すると、「野菜をいかに使いこなすか」が食養生の大きなポイントだと感じた。野菜が苦手、料理嫌いな人も、ぜひ試してほしい。健康食は案外簡単で、おいしく日常に取り入れられる。
~大森医院石川みずえ院長、栄養管理士の岩崎啓子さん~

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