夜の食事

夜の食事

夜食は肥満の原因だと指摘されています。ちゃんと夕食を取った後にまた食べるのですから、確かに食べすぎです。私も受験生時代、夜食を食べました。でも、若かったせいか、体重が増えるようなことはなかったのですが・・・。今、夜食を食べたら、絶対に太る気がします。
 最近の研究では、夜食を入れて4食食べるのではなく、夕食を食べないで夜食を食べる、つまり、夕食の時間が遅くなるだけで、肥満になる危険性が高まることが明らかになりました。
たとえ、1日3食で、たくさん食べるわけでもないに、夜遅くに夕食を取ると太りやすいのです。特に、午後10時から午前2時の間に食事をすると体に脂肪がたまりやすいというのです。同じ量の食事を3食に分けて与えたネズミで比べると、夕食の時間を深夜にしたネズミだけ太ってしまったのです。

 この研究が報告されて以来、夜食はすっかり悪者になってしまいました。だから、同じような時間帯に、盛り場で食べられるラーメン、そばなど「締めのナントカ」は相当に危険な?メニューというわけです。どうりで、盛り場で活躍するおじさんたちはかっぷくのいいこと・・・。
 でも、夜中に何か食べたくなるのは、多くの人が経験していることです。特に、危ないといわれる午後10時から午前2時のころに空腹を感じるのです。これには、理由がありそうです。私は、これは遠い祖先の記憶ではないかと考えています。

 大昔、まだ恐竜が世界を支配していた時代。我々の祖先である哺乳類は体が小さく、昼間に行動すると恐竜の餌食になるので、夜行性であったと考えられています。つまり、祖先は夜に餌を探し回っていたはずです。真っ暗な不利な条件で、なかなか見つからない餌を見つけたら、とにかく食べ尽くして、体にエネルギーをたくわえたのでしょう。そうしなければ生き残れなかったはずです。この食生活の習慣が遺伝子に残され、我々、人類に伝わったのでしょう。
 でも、現代の人類は昼間に行動して食物を得ることができるようになりました。だから、夜食は必要なくなったのですが、時々、祖先の血が騒ぐのでしょうか。夜食を食べると満足感が大きいのは、祖先と通じ合えるためかもしれません。でも、お気をつけて・・・。

~當瀬規嗣(札幌医科大教授):2012年 毎日新聞掲載文より~

ワンポイントアドバイス
夜食が体に悪いことはわかっていても、仕事上どうしても夜遅くしか食事がとれない方は夕方ぐらいに何か食べといて(できれば、おにぎりとような炭水化物)寝る前は食べる量を少なくすると良いと思います。

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