ドライアイ

涙の分泌量が減ったり、量は十分でも涙の質が低下することによって、目の表面を潤す力が低下した状態をドライアイと呼びます。

ドライアイ

1、涙生産と排泄
涙は、涙腺という眼球の外上側にある組織で作られ、瞬きで目の表面に行き渡ります。大半は、目頭にある「涙点」という小さい穴から鼻の奥に排出され、一部は目の表面から蒸発します

2、涙の構造
涙は、油層水層ムチン層という成分から成り立っており、それぞれバランスを保つことで涙の安定性を保っております。ドライアイの患者は、この涙の状態が不安定になり、涙が蒸発しやすくなったり、眼表面に傷がつきやすくなります

3、症状
目の乾燥感だけでなく、異物感・目の痛み・まぶしさ・目の疲れなど、多彩な慢性の目の不快感を生じます。目を使い続けることによる視力の低下も起こります。
又、涙は目の表面を潤すだけでなく、角膜や結膜の細胞に栄養を供給しています。ドライアイでは、目の表面の細胞に傷ができやすくなります

4、ドライアイになりやすい要因は?
(1)加齢
(2)女性の方が男性より多い:女性のほうが男性よりドライアイになりやすいことが知られています。
(3)パソコン、スマートフォンなど、モニターを見つめる作業を長時間行う。
(4)冬の乾燥した季節やエアコン
(5)コンタクトレンズ特にソフトコンタクトレンズ装用者の方が多い
(6)たばこの煙に曝されると、涙の状態が悪くなることが知られています。
(7)内服薬
血圧を下げる薬や向精神薬など「抗コリン作用」を持つ薬では、涙の分泌量が減少することがあります。また、最近ではテガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム(商品名:ティーエスワン)という抗癌剤によって涙の分泌量が減少することが知られています。
(8)点眼薬
点眼薬の中には、涙の安定性を低下させ、また角膜に障害を与えやすくなる成分が含まれていることがあります。
ドライアイでは、点眼薬の中に含まれる防腐剤などによる障害も起こりやすくなります。
(9)マイボーム腺機能不全(MGD)
 眼瞼の縁にマイボーム腺という油を出す部位があります。加齢に伴ってマイボーム腺が詰まり、涙にとって重要な油が出にくくなります。
(10)結膜弛緩症
加齢に伴って、結膜部分(白目の部分)が弛み、眼表面で涙が留めにくくなります。また、弛んだ結膜が瞼と触れやすくなり、摩擦によって眼表面に傷がつきやすくなります。
(11)全身の病気に伴うもの
シェーグレン症候群という、涙腺、唾液腺に対する自己免疫疾患では、強いドライアイを生じることがしばしばみられます。

5、ドライアイの治療
(1)点眼薬
 症状が軽い場合は、潤いを持たせる点眼薬で緩和させることができます。
人工涙液、ヒアルロン酸製剤、ムチンや水分を分泌促進する点眼薬(ジクアホソルナトリウム)、ムチンを産生する点眼薬(レパミピド)が用いられます。
(2)涙点プラグ
 涙の出口である涙点に栓(涙点プラグ)をして、涙の生理的な排出を人為的に遮断するような治療を行うこともあります。プラグの大きさや材質など、いろいろなものが開発されています。
(3)悪化要因の除去
 長時間のVDT作業や運転では、瞬きの回数が減るのでドライアイ症状を悪化させます。適度の休みを取ることが目の健康に重要です。また、涙の状態を悪くさせる内服薬、コンタクトレンズ装用などを減らすことも一つの手です。
(4)その他
 目の保湿を図るために、加湿器を用いたり、エアコンの設定を変えるなども有効です。市販のドライアイ専用眼鏡の使用や眼鏡の周りに覆いを付けることも目の周りの湿度を上げるのに有効です。また、目を温めることも目の疲れをとることに有効だといわれています。

~日本眼科学会資料文参照~

ワンポイント・アドバイス
ドライアイの主な原因は
涙不足・・・・中高年に多い
脂不足・・・・全世代(ホルモン不足・コンタクト)

眼に温かいおしぼりを当てるとラクです。
又眼にあるツボ”太陽穴”にスパイラルテ-プが効果あります。

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